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って、バッチャが言ってた

おはようございます盲です。

日曜の朝にアップするつもりがこんな時間にあげることになってしまいましたorz

とうとう固め会のリーサルウェポン『ゆうきさん』がブログをはじめましたね。
連日の更新とCG集の予告で心が躍りますね。

さて、前回の更新のときに書いていたように、今回は落書きのやつと拍手返信を書きたいと思います。
前後編で終わると良いんだけどね・・・

ということで、「竜の巣窟」編・前編をお送りします


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「この山は、眺めているだけで滅入るわね・・」 

 馬車の幌の向こうに流れる赤茶けた岩がひたすらごろごろ転がる殺風景な山道に、私は嘆息をついた。
 
 ネベドの禿山は記録が正しければ山頂付近に鉄面皮の母親が住み着いて以来は噴火してはいないが、それ以前までは頻繁に噴火を繰り返し付近に災厄を振りまく活火山であったらしい。鉄分を多く含み乾燥した大地は植物の進出を許さず、赤い山肌を直接さらし続けている。


「故郷の風景を見て『滅入る』とは、異なことを言うね、リィズ?」
 となりに座るマダラが私の顔を覗き込んで、いじめっ子がいじめられっ子をコバカにするように問いたずねてきた。
「気が滅入るのは別に風景のせいではないのであろう?」
「・・・・」 
  「Wooow!!でっけぇえ!」「オン!オ~~~ン!」
 私はそれに無言でながすつもりだったが、前を行くもう一台の馬車から飛んできた荷物もち君の奇声と99の鳴き声に助けられた。膝で申し訳なさそうに私の顔を窺うシュマの頭を強くなでてやった。



「手前は家族と気のおけねぇ仲間とで しがねぇ行商をやっとります アハト・コールタール申すもんでさぁ。」

「「ウンムっ アハト・コールタールか。それでこのネベドの火竜窟にいったいなんの用向きじゃ?」」

 巨大な太鼓を鳴らしたような声で体の奥のほうが震える。私たちの馬車を止め洞窟の大門の前で仁王立ちして威厳たっぷりに問いかけてくるのは、まるで筋肉とヒゲでできたような搭に見える一人の巨人である。胸の前で組まれた両腕は年経た大木のように節立ち太い。

「なんの用向きかぁ 聞きてぇそうだ 鉄面皮ぃ。」
「聞こえている。耳が痛くなるくらいな。」

「「ムオ!? その声は!?」」

 巨人は鉄面皮の返事をきくと姿勢を低くし、前の馬車から降りてくる鉄面皮の顔を確かめようと、ヒゲと深い皺でうめつくされた巨大な顔をさらに皺を深くして顔をしかめた。

「久しぶりだな ガモノフじいさん 元気そうでなによりだ。」

「「おおお!! “ゴート”! ゴートが帰ってきおったぞ!!」」

 鉄面皮の顔を確かめるや否や、巨人は今度は歓喜で顔の皺をさらに深くした。

「リィズも一緒だ。後ろのに乗っている。」

「ご紹介どうも。ガモノフじいさん ただいま。」 私も鉄面皮にならい馬車からおりてガモノフじいさんに顔をみせる。

「「リィズ?・・・ウンム 確かにこの匂いはリィズじゃ!髪の色と体型がすっかりかわって、わからなかったぞ!」」
そういって照れを隠すようにじいさんは大木の虚をつよい風が通り抜けるような声で笑ってみせた。

「今の仕事はこっちのほうが都合が良いの。そういうガモノフじいさんは変わりなく元気みたいだね。」

「「もちろんじゃとも!お前さんら悪ガキどもがまた何時戻ってきて御館様の財宝をくすねていくかわからんからの、門番のわしが耄碌していられんのじゃ!
おい、子鬼ども!火竜窟の悪ガキ3人組がお帰りじゃ!速く開門するんじゃ!!」」

 ガモノフじいさんの一声でネベド窟の大門が音をたてて開いていく。しかし、私はガモノフじいさんの言葉で思わず顔を伏せてしまった。




 ガモノフじいさんの話によると。頼りにするはずだったジジル姉さんはたまたま人に会うために留守にしているということだった。しかたなく私たちは客間でジジル姉さんの帰りを待つことにした。
 自然洞窟を改造したネベドの火竜窟は自然の岩と人が手を加えた場所がモザイクのように綯い交ぜになっている。ドワーフ達の手により補強された洞窟は私が知る限りここで落盤が起こったことはない。
 洞窟内は非常に蒸し暑いため、数え切れないほどある部屋のうち人のいる部屋のドアは、少しでも涼をとるために開け放たれている。
 ちょうど昼時の部屋の中では使用人や警備として雇われた人間とホブゴブリンが話に花を咲かせたりカードに一喜一憂したりする横で、同じく雇われた山岳リザードマンがなぜかずっと一箇所を見続けながら黙々と食事をしている。
 すこし奥には突然ガクンと天井が低くなる一角があり、その奥に見える部屋にはドワーフたちが運び込まれた財宝の価値や真贋を確かめるために、おのおの何かしらの財宝と睨めっこをしていた。
 ここから先はドワーフたちの仕事場兼生活区域であり、天井が低いのは種族的に巨人を嫌うドワーフ達への配慮である。ガモノフじいさんはここを通るたび皺とヒゲの中に目が埋まるほど、「難しい」といった顔になる。
 客間へ向かう私達のなかに、鉄面皮と私の姿を見とめた者のなかには幽霊でも見たかのような顔をしたものが幾人か見られた。
 そんな顔はするが、すぐに私達に近づいてきて私達の帰省を喜んでくれた。なかにはそのまま酒盛りを始めようとするドワーフがいたが、鉄面皮の母親に許されたわけではないことを告げると顔を青くして戻っていった。

 
「「なんじゃお前ら、また客間で将棋を打っていたのか?」」
先導しているガモノフじいさんはあきれたように立ち止まり一つの部屋の中を覗き込んだ。

「いいじゃな~い。ここの部屋涼しいし、客だけに使わせるなんてもったいないじゃない?」
「スマナイ じいさん 今は話しかけないでもらいたい!」

 甘ったるい女の声とキチキチと不思議な雑音がまじった男の声が返ってきた。

「ジーザス・・・天使とデーモンが将棋打ってる・・・」
 いち早く部屋の中をのぞいたティムはありえないと言った顔をこっちに向けた。

「羽生さんと角さんよ。ここのツートップ。」私はティムに答えてやった。
「Oh・・・何でもありだなここ。途中でケツァルコアトルの幼生がナーガと一緒に昼寝してたよね?」

「アレは羽生のペットと召使だ 客人!」部屋のなかで駒をパチンと置くのと一緒にティムの疑問にデーモンが答えた。

 部屋の中をのぞくと机をはさんで二人がけのソファーが一対据えられていて、片方にはウェーブのかかった長いブロンドヘアーで、片羽根の女の天使が眠たそうに将棋の盤上に目を落とし、もう片方のソファーには直立した人間大の(やはり片羽根の)カブトムシのようなデーモンが、巨大な黒い角の生えた頭をかかえて天使の一手を見守っている。
 机と一対のソファー以外には調度品しかないが、とくにそのなかの黄金製の裸婦像のできは素晴らしく、息遣いが聞こえてきそうなほど精巧にできていた。特殊な装置で部屋に引き入れられた陽の光にあたって、小さな太陽のように神々しく輝いていた。

「あら、ゴートにリィズ?おかえりなさい ずいぶん遅かったわね?」またパチンと天使の攻めの手が進む。羽生さんはお使いに出した子供が帰ってきたかのように私達を迎えた。
「ハハハ・・ただいま羽生さん、角さん。」 天使の時間の感覚にはいつも困惑させられた。

「ググググ・・・・おかえり、リィズ、ゴート・・・すまないが今は話かけ・・・・リィズにゴートだと!!!」

「ただいま、角さん 羽生さん。相変わらず好きだな。」鉄面皮が私の後ろから羽生さんに調子を合わせて言った。

「ただいまではナーーーーーイ!オ前達 気は確かカ!?オ館様に見つかればヤツザキだぞ!!」
「言われなくてもわかっている。だから今日はジジル姉さんと二人に話があってきたんだ。」

「あら、うれしいわ~。 あのむっつりのゴート坊やがまたわたし達を頼ってくれるなんて。そうよね?」

「『そうよね?』ではナ~イ!お前がそんな甘いこと言っているからリィズもヴァニラも冒険者なんて浮ついたものになってしまったのダぞ!!わかっているのカ?!」

「はぁ~いはい わかってまちゅよ~。・・・ところでヴァニラが見当たらないようだけど?」

「あいつは今いない。そのことについても少し話があってな・・・」
 鉄面皮が答えている横で、私は首をゆっくりと締め付けられたような気分になった。意図せず胃のおくから酸っぱいものがあがってきて、それを周りに気づかれないように飲み込んだ。

「そう・・・じゃあジジルちゃんが帰ってくるのを待って詳しい話をしましょう。・・・けどこの猫ちゃんとそっちの狐ちゃんは置いてきてほしいわ。わたし毛の生えた動物が近くにいると鼻がムズムズするのよねぇ~」

「羽根の生えた天使がよくいうぜ。」ティムが思わず小さくツッコんだ。

「ムゥ!とりあえずこの猫はなんナんだ?さっきカらこの金の像を爪とギか何かだと思っているのか?新品の金像を傷つけラれてはかなわないぞ?」
 いつの間にか部屋のなかに入って金の像をにらめつけては呼ぶように鳴いていたシュマは、角さんに首の裏の皮を摘み上げられてひどく暴れている。

 「あ!その子は猫じゃなくて本当は・・・?!」
 『本当は人間』といいかけて、私の目はヌラヌラと妖しく輝くの黄金像に釘付けになる。

 「マダラ!すぐにシュマを喋れるようにできる!?」 私の脳裏にはネネの街で石像にされていたローブ男の仲間の女の顔がよぎっていた。


                               ※


黄金の裸像・・・?
「レア!!レアー!Why!!何とか言ってよ!」

「ジーザス・・・探してたって親友にあっさり再会できたのはいいけけど、これじゃあな・・・」

「なンてことだ・・・あまりにもよくできていたから、一目みてワタシが購入を決めタのだが、まさか本当の人間だったトは・・・あの男メ、なんてものをワタシにツカマセおって!」

「マダラ、これもあの男の仕業?」私は一通り『シュマの親友だったもの』を調べ終わったマダラに尋ねた。

「間違いない。そして歯がゆいが手に負えぬのも同じだ。」マダラは眉間に皺を穿った。

「ん~~~~・・・私の羽根が戻ってくればもとに戻せてあげられそうだけどねぇ。」
「Really!?本当ですか天使様!!」同じように調べていた羽生さんの言葉にシュマはすばやく反応して詰め寄った。
「ックシュン!ほんと ほ~んと 天使 ウソ ツカナイ。けどもう一枚の羽根は御館様にあずけてて・・・クシュン!」

 その言葉を聞いたか否やシュマはあっという間に部屋の外に飛び出してしまった。

「いけない!!! 99!捕まえて!」
「オン!」99は一吼えするとシュマを追いかけ始める。

「私も追いかける。鉄面皮、あんたは先回りして!」
「言われ無くても。ティム ついてこい!」
「OK!」

 いつも段取りですばやく走り出す。後にした客間から発せられるガモノフじいさんと角さんの制止の声は瞬く間に遥か後ろに掻き消えた。



「こんな大きな部屋になってるなんて・・・」私は巨大な闇にのまれて途方にくれていた。
 この洞窟の最深部手前には使わない部屋がいくつかあったのは憶えていたが、どうやらそれらの部屋の壁を取り払って巨大な一つの空間をつくったらしい。この空間に99が飛び込むのを見とめて走りこんだのはいいが、暗闇のせいで見失ってしまった。
「まずいわね・・・これじゃ合流も難しい。」
 予定ではここの先でシュマを挟み撃ちにするつもりであったのだが、これではどうしようもない。
 ここは暗闇でも目が見える99がシュマを捕まえてくれることを信じて、私は後退することに決めた。

 そうきめて来た道に戻ろうと明かりがついてる道のほうに振り向いたときだった。

『いけないよ リィズ。暗闇に決して背を預けてはならないとあんなに教えたはずなのにねぇ。』
「お養母さん・・・」

 闇がそのままのしかかってくるような圧倒的な圧力が、声になって私を背中から押しつぶす。周りの蒸し暑さにもかかわらず一切の汗が引いてしまった。

 「ネベドの禿山の火竜」 「名無しの竜王(ネームレス)」 「全天ヲ焼キ尽クス顎」・・・
多くの呼び名で畏れられる彼女だが、私が彼女を、鉄面皮の母を呼ぶ名前はたった一つだった。

「お養母さん・・・・」


--------------つづく





>取り込み。バイオベースみたいなのですか。
>あれはあれで良いものですね。

まさにそのとおりです>バイオベース
同化とかも固めの一種に分類してもいいかな?っと個人的には思ってます。

>いろいろと漂っていたらたどり着きました
>石化にときめくとは思ってもみませんでしたがこれからも通わせていただきますw
>by 朏魄

おいでやすめんそ~れ
これからもご贔屓に~


それでは~ノシ
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コメント

「将棋をやってる羽生」って、読み仮名は「ハブ」ですよね。
「ハニュウ」よりずっと僕にはなじみがあったりします。

「将棋をやってる羽生」って、読み仮名は「ハブ」ですよね。

はい、「ハブ」と読みまます。
みなさんもお察しと思いますが、超有名な棋士から読み方をおかりしました。
ちなみに『角さん』は「スミさん」と読みます。

角さん

ちちんぷいぷい のことか!

>ちちんぷいぷい のことか!

今日、自分の地域は最終回でしたね・・・

ちなみに違いますw

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