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うばぁしゃあああ

『24』でジャック・バウアー役を好演したキーファー・サザーランド主演の『ミラーズ』ですが
CM見た限り面白そうで、思わず観にいきたくなります。まぁハリウッド映画はCMが一番面白いって話もありますが・・・
特に『ミラーズ』のCMは役者の鏡の中の顔だけが崩れるという衝撃的な描写が随所に入って、アハ効果とサブリミナル効果のあわせ技の性で思わず目がいくよい(あくどいw)CMになっていると思います。

 はたして、キーファー氏はこの映画で日本で定着しきった【ジャック・バウアー】のイメージと違うところを魅せるのか?それともやっぱり【ジャック・バウアー】なのか!?そういうところでも面白い映画であると思います。

 もっとも自分は吹き替え版を観にいくけどねww


「馬鹿な!! ありえない! こんなことがあるはずが無い!!」

 私はヒステリックにまくしたてた。

 およそ大人の全身が収まるほど大きな鏡が、石組みの通路の左右に等間隔に並べられている以外は闇が覆い隠す地下通路に、しかし、私の甲高い声は響き渡ることなく闇に吸い込まれていった。

 私たちの周りには『防音』の結界が張られているのだ。暗黒無音の地下で私たちの出す物音を消すことにより、私たちも何人も包み守る闇の加護の恩恵を受けることができるのだ。

 だが、この結界を張ったパーティーの守護者はもういない。


「私が先行して偵察して調べてきたときも、この先の大門まで罠おろかネズミの気配すらなかったんだ!
 だいたい、あの子は殿だったんだぞ。もし罠だったら前を歩いていた私たちはなぜひっかからなかったんだ!」

「なら、もし不可視の敵の襲撃ならば、なぜこの数刻、俺たちは放置されている?」 
鉄面皮が口を挟む。こいつは表情を卵の中に置いてきたらしく、地下探索で視界を確保するためにいつものフルフェイスの兜を被っていないが、素顔でも顔から感情を読み取れたためしが無い。


 数刻前、最後尾を歩いていたクレリックが、何の前触れもなく"消え失せた”。

 私たちが異変に気づいて振り返ったとき見たものは、主を失った彼女の板金鎧と聖印が石床にガランガランと崩れおちるところだった。

「そんなこと知ったものか! それとも何?あんたでも見通せない暗闇が続いてるせいで怖気ついたか!?だいいち・・・」
 私は相棒の鉄面皮にいつもの罵詈雑言を浴びせ始めながら、頭の中では既に冷静な私が他の可能性を考え始めていた。

 罠の中には特定のクリーチャーに反応して発動するものがある。それは、たとえばそのクリーチャーがある種類だったとか性別だったとかだけに反応するだけでなく、
そのクリーチャーの心情だったり性格によっても、それを見極め反応する。こういう罠は、罠の主がもっとも敵視する存在を狙いうちするのに多く用いられる。

 そして、この識別する罠は一つの例外なく魔術を応用して設置された罠だ。この魔術の罠は設置するのに値が張る代わりに、非常に発見しづらい特性をもっている。数ヶ月かけて調べあげた古代の宝箱をあけたら、未発見の魔術の罠が発動して異界に飛ばされた冒険者の話があるほどだ。


「言いたいことは終わったか?」

得物を収めながら鉄面皮は私を見下ろしていた。気づけば私は手に持ったダガーを放り投げて罵声を浴びせていたらしい。

私は舌打で返事をしながら、鏡の前に落ちた自分のダガーを拾いにいく。

「撤退だ。余計な荷物はここで捨てろ。」

「お前!まさかおいていくつもッ!?」
私は背中から投げかけられた暴言に、反論するついでに殴りかかろうとした腕をつかまれ、そのままグイっと鉄面皮の胸元の引き寄せられて言葉に詰まった。

「パーティーの唯一の癒し手を失った。あとは言わなくてもわかるな?」
呼吸が頬で感じられるほど顔近づけられて言われた。鉄面皮の母親ゆずりの竜の双眸は、私に有無を言わせなかった。

鉄面皮は私の腕を放すと、腰の鉄棍を無造作に投げ捨て、変わりにクレリックの荷物を一つ担いで、来た道を引き返していった。

「あ・・あのさ?」

急に呼ばれて私は我に返る。ボサボサの赤髪の青年が取り繕った笑顔で松明で私の顔を窺っている。

「オレはあのねえちゃんがいなくなったなんて信じないからさ!またきっと『寝坊しました~』っていつもの調子で帰ってくるよ。・・・だからさそんな気ぃ落とさないでくれよ。なっ!」

そういって、私に笑顔は振りまいた。しかし、引きつっていてとても笑顔の体をなしていなかった。

不意に松明に照らされた鏡に映った私の顔が目に入った。どうやら鉄面皮に言いがかりをつけながら私は泣いていたようだ。目が充血してとにかくヒドイ顔だ。
この荷物持ちの青年が不安がるのも頷けた。こんな顔を人に見せたことなんて、ここ数年記憶に無い。

 そういえば、鉄面皮と私の口論を熱くなりすぎるまえに止めに入ったのは、今さっきいなくなった彼女だった。彼女が止めに入れば、不思議と私と鉄面皮は冷静になれた。

 そんなパーティーの要を、私は自分のミスで失ってしまった。
 
 私はそれを認めたくなかった。だから我を失うほど鉄面皮に当り散らしたのだ。

「・・・あのトカゲ野郎も 泣くことあるんだ。」
 私は鏡の自分につぶやいた。

「!? 何か言った?」
「荷物持ちがわかった口を叩いてるんじゃない。 命が惜しかったら走りなさい!」

発動した罠が魔術の罠である以上、私たちの存在は敵に知れた可能性が高い。
そしてメンバーが減っていることも・・・
今は撤退に全力を傾けることが最優先だ。また仲間を失わないためにも。

私たちはその通路を後にした。

鏡



あれ?おかしいなあほみたいに長くなってしまった・・・・
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